活動記録
活動記録>平成26年度行政視察 2月5日(水)
■平成26年度 行政視察

本町・通町商店街の取り組みについて

研修視察日 平成26年2月5日(水) 13:30〜15:30
視 察 先 熊本県八代市役所
受入担当者 八代市商工観光部商工振興課 課長
八代市商工観光部商工振興課 課長補佐兼商工振興係長
八代市商工観光部商工振興課 商工振興係主任
 川野 雄一氏
南 和治氏
篠原 秀和氏
参加者 草政会:
  清水 正樹、竹村 勇、 奥村 次一、行岡 荘太郎、西田 剛
  棚橋 幸男、中嶋 昭雄、瀬川 裕海
あおばな:
  中島 一廣
くさつ「創」:
  西田 操子
● これまでの商店街に対する取り組みの経緯とその内容について
 平成12年3月に「八代市中心市街地活性化基本計画」を策定し「居住人口の増加」「集客力の強化」「休日通行量の増加」を基本戦略とし「2核1モール」構想を描き、概ね10年間で、ハード・ソフト合わせて36の事業に取り組んだ。
 その結果、居住人口・交流人口の増加等策定した目標は一定の成果を上げた一方、歩行者・自転車通行量は減少し、空き店舗率は増加した。
 また、中心市街地内の大型店の閉鎖により中心市街地の取り巻く状況が変化し、新たな中心市街地活性化基本計画を策定することとなった。
● 本町・通町商店街における取り組みについて
 平成12年に策定された中心市街地活性化計画では、一定の成果が得られており中心市街地の衰退に歯止めをかけることができた。
 その後、中心市街地を取り巻く状況は変化してきたが、以前の実績を踏まえ商店街を中心とした組織「まちなか活性化協議会」が設立され、平成24年4月13日、九州経済産業局において、「地域商店街活性化法」に基づき申請された5件の事業計画が認定された。
※商店街活性化事業
医療と福祉が充実している環境を活かして、日常的に健康管理を行いながら、健康相談会や健康に関するセミナーを実施するなど「健康づくり」をテーマとしたまちづくりに取り組んでいる。このことはもともと、地域住民アンケート調査から健康づくりをテーマにした取り組みに関心が高いということが示されていたこともある。
具体的な取り組み内容としては「テクテク歩こう商店街」として、会員登録をされた方に万歩計を貸し出し、オムロンウェルネスリンクに登録いただき、月間の数値をランキング化していくという取り組みがある。このランキングの上位者には商店街で使える商品券がプレゼントされたり、協力店のクーポンプレゼントなど様々な特典が用意されている。なお、会員登録には月額500円の会費が必要。
この他に、医療マップや商店街ウォーキングマップの作成や商店街にコンシェルジュ(案内人)の配置、コミュニティスペースの整備をし、大型店にない“おもてなし”の提供に取り組み、魅力ある店舗づくりに取り組んでいる。
● 地元(商工会議所や住民・関係団体等)との連携について
 基本計画の策定及び各種事業の実施に民意を反映させるため平成18年10月20日に八代まちづくり株式会社、平成18年12月19日に八代まちづくり株式会社、商工会議所、住民、関係諸団体等で構成される「八代市中心市街地活性化協議会」が設立され、具体的な事業検討を実施。
● 市民等の反応について
 各種の取り組みにより、ハード事業の充実による利便性の向上、ソフト事業による賑わいの創出によって、新規出店も増えるなど通行量や売り上げも上昇してきている。
 計画以前の市民行動と比較すると交通手段が車から徒歩・自転車へと変わってきている。
 また、居住者アンケートでは「買い物などの利便性がよい」「金融機関が整っている」「公共施設が整っている」などの評価を得ている。
● 今後の取り組みについて
 今後もまちなか活性化協議会を中心に、ハード面の整備が進んだ環境を活かし、それらの相乗効果を引き出すためソフト事業の実施に取り組んでいく。
 また、市民へのPR不足を指摘されていることから、より多くの市民の方へ浸透できるようなPRを行っていく。
● 視察を終えて(所見)
 本市においても昨年、中心市街地活性化法による国の認定を受けいよいよ本格的に実施するわけですが、今回八代市での研修を受け、中心市街地を取り巻く状況は両市ともに共通するものであり、郊外型の商業施設の進出などによって商店街の衰退を招いてきたため、それに歯止めをかけ、中心市街地を活性化させるため、まちづくり会社を設立し、商工会議所や各種団体と行政の連携によって実施するといった、本市が今取り組んでいることが八代市では実施されていました。
 しかしその内容には違いがあり、八代市ではハード・ソフト両面において36の事業を掲げ、それら事業を全て実施したなかで、数値目標としては一部達成しなかったものがあるものの、商店街の衰退に歯止めがかかり、事業に関わった人々に達成感や充実感をもたらすもので、商店街を中心とした活性化の為の新たな主体として「まちなか活性化協議会」が稼働し、商店街活性化事業計画を策定されるなど、商店街自身の目的意識ややる気に本市と違いがあるのではないかと感じました。
 商店街や市民の皆さんが出来ること、行政が出来ること、それぞれの立場で活性化の為に取り組むこと、そして何より商店街や市民の皆さんが主体となることが活性化の近道ではないかと改めて感じ、今後の本市の活性化事業に取り組んで頂けるよう働き掛けたいと感じたところでした。
 八代市のように、市民アンケート等に基づきながら、他市とは違う事業を推進することが市の魅力向上や集客に表れてくるものでしょうし、現在は様々なSNSが隆盛ですので、まずは市民がクチコミをしてくれるような、またしたくなるような仕掛けを考えて、草津市のアピールを実現していくべきだと感じました。
 中心市街地活性化は既に多くの市が取り組んでおられます。そうした先進事例を十分に研究し、良いところは見習い、うまくいかなかった事例は原因分析に努め、同じ過ちを繰り返さないよう後発の強みを最大限に活かしていかなければなりません。
 本計画の実現に向けて今後も取り組んで参ります。

報告者  瀬川 裕海
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