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活動記録>平成26年度行政視察 2月6日(木)
■平成26年度 行政視察

直方市中心市街地活性化基本計画について

研修視察日 平成26年2月6日(木) 9:30〜12:30
視 察 先 福岡県直方市役所と商店街
歓迎挨拶 直方市議会事務局 次長 宮近博之 氏
受入担当者 直方市商工観光課 商工観光係 係長 佐伯 優 氏
直方市商工観光課 商工観光係 主事 青野由佳 氏
参加者 草政会:
  清水 正樹、竹村 勇、 奥村 次一、行岡 荘太郎、西田 剛
  棚橋 幸男、中嶋 昭雄、瀬川 裕海
あおばな:
  中島 一廣
くさつ「創」:
  西田 操子
● 直方市の概要
≪由来≫
南北朝時代に菊池武光が多賀神社に祈願し、筑後川の戦いに大勝しこの地を「皇方、王方」と呼んだことから。
 また直方というまちの歴史は、1623年に福岡藩の支藩である東蓮寺藩、のちの直方藩が置かれたことに始まり、1926年に直方町が誕生した。

≪歩み≫
 大正15年11月(直方町、福地村、下境村、頓野村、新入村)1町4村が合併し新直方町が誕生する、その後昭和6年1月に市制が施行された。

≪位置≫
 福岡県北部に位置し、遠賀川に沿って開く筑豊平野のほぼ中央に位置し、東側は北九州市小倉南区に接し、西は鞍手郡鞍手町、宮若市と接し、南は田川郡福智町、飯塚市、鞍手郡小竹町と接し、北は北九州市八幡南区と接している。

≪特長≫
  筑豊の中心都市として、北九州市の南西に接し、直方平野の中心部に位置する商工業都市。
  江戸時代は直方藩の城下町として栄え、その後に石炭と鉄工のまちとしても栄えた。
  市域の主な分布(東部・西部=住宅地帯 南部=工業地帯 北部=農村地帯)
  中心市街地活性化のため、JR直方駅前を中心に交通結節点改善事業と土地区画整理事業を推進され、
  隣接の北九州市との結びつきが強く通勤、通学率が20%を超えている。

≪概要≫
    ○ 面積=61.78q?
    ○ 人口=57,686人(25,937世帯)
    ○ 交通網=JR筑豊本線(直方駅他2駅)・平成筑豊鉄道(直方駅他3駅)・筑豊電鉄(築豊直方駅他2駅)
      九州縦貫自動車道(八幡IC、鞍手IC)国道200号
    ○ 主な事業所=(株)もち吉、三井ハイテック、(株)パロマ工業直方工場、豊前東芝エレクトニクス(株)、
      オムロン直方(株)、(株)フタバ九州、イオンモール直方の計7社などの事業所、工場がある。
    ○ 特産品=イチゴ、巨峰、梨、成金饅頭、鋳物工芸など。
    ○ 観光=福智山、鷹取山、竜王峡(キャンプ村)、直方リバーサイドパーク、福智山ろく花公園、
      直方市石炭記念館、水町遺跡公園、直方谷尾美術館、直方歳時館、植木パークゴルフ場など。

≪他に日本一として≫
    ○石炭記念館の石炭塊、直方隕石、直方リバーサイドのチューリップ、
     日本最古の鉱山救命器具(石炭記念館)、日本最古の両界種子曼荼羅石(植木)など。

≪市の将来都市像≫
    ○市民一人ひとりが輝き 笑顔つながるまち
● ≪研修テーマ「中心市街地活性化基本計画」について≫
1.中心市街地活性化基本計画の概要と計画策定の経緯について
〈平成15年6月〉
  ・市長(本部長)、三役、関係部長により「中心市街地活性化推進本部」を設置
  ・企画調整課、建築都市課、商工観光課の課長以下9名で「中心市街地活性化プロジェクト委員会」を組織化
〈平成16年4月〉
  ・中心市街地整備振興課を新設し「直方駅周辺整備事業」を推進
〈平成20年9月〉
  ・推進本部の下に「中心市街地活性化推進委員会」を設置
2.ソフト事業について
  ・筑豊病院新築移転事業による効果=   276人/日
  ・もち吉ビルリニューアルによる効果=2,616人/日(商業関連)
  ・       〃         =  400人/日(事務所関連)
  ・無料バスによる効果      =4,000人×3回/月
  ・商店街ICカード事業
  ・ICカード(モニカ、スゴカ)交通結節点整備事業
  ・何かある商店街イベント事業(五日市)
  ・五日市チャレンジショプ事業(大和青藍高校、筑豊高校)連携
  ・十五の市、二十五の市事業(もち吉従業員送迎バスの活用)連携
  ・直方チューリップフェア連携事業、のおがた夏まつり連携事業、のおがた産業まつり連携事業
  ・まちを飾ろうビッグフラッグ事業
  ・まち中路上ライブ
  ・まちに花咲くファッションショー事業
  ・こども商店街事業
  ・一店逸品運動
  ・街路イルミネーション一きらきらフェスティバル事業など
3.商工会議所、関係団体等との連携について
・まちづくり会社、商工会議所は中心市街地活性化協議会の中心メンバーとして活躍。
・戦略的中心市街地活性化補助金でチャレンジショップ事業を商工会議所が行う。
4.市民の反応について
・歴史と文化を活かした新たな魅力の発掘による交流人口の増加、直方レトロタウンゾーンの保存と活用を
 いかした街歩きを実施し、それを担うボランティア団体を組織するなど、概ね好意的な反応である。
5.これまでの成果と分析について
・直方駅周辺交通結節点改善事業やチャレンジショップ事業、国への文化財への8棟同時登録など順調に
 事業実施が進んでおり、計画策定時のトレンド分析指数よりかは改善が見られるものの目標値には達して
 いない。
6.今後の課題とこれからの取り組みについて
・事業の進捗は順調であるが数値目標に至らず、今後改善を図る必要がある。今後は、平成26年度に新たな
 戦略的中心市街地活性化補助金が創設される見込みであることから、それを活用するとともに、2期計画の
 策定も視野に入れながら、中心市街地活性化事業の再検討を行うこととする。
● 視察を終えて(感想・提案)
 前述しましたように、直方市は過去に石炭と鉄工の産業などで繁栄と発展を遂げてきており、また、政令指定都市である北九州市と福岡市に挟まれた地理的要因から交通の結節点としても恵まれてきたが、今日の高齢化と少子化に伴う人口減少や地域産業活動の鈍化などの要因により、中心市街地活性化に取り組まれましたが、行政を先頭に関係各機関の熱意と努力ある取り組みも充分に成果が得られなかったとのことでした。
 今後は更なる補助金制度も駆使しながら、物販だけでなく、高齢者(特に女性層)をターゲットとしたソフト面からのサービス型ビジネスについて新たな事業展開を行いつつ、市街地の活性化を推し進めて行くとのことでした。
草津市においても、今取り組んでいる中心市街地活性化事業は直方市と似た面を持っています。本市も京阪神のベッドタウンとして、また古くから宿場町・交通の結節点として栄えてきました。本市は幸いに人口増加を続けていますが、いずれ人口減少に突入することは必然です。
 直方市においても熱意と努力ある取り組みを行われてきましたが、目標数値を達成することができていません。本市も他にはない魅力の創出や他市町から人を引き込む仕掛け作りや動線が充分に立てられていないこと、活性化に繋がる民間力の活用、関係各機関との連携など、いまだ積極的な熱意が表れていないことが気がかりであり、今後こういった取り組みに重点を置く施策を講じなければならないと改めて考えたところです。
人口減少や高齢化は想像以上のスピードで進展しています。十分な計画とシミュレーションに基づき、より確実な事業運営を進めないと目標実現は困難なものとなることは確実です。草津市の将来を見据えて、その礎となるような事業実現に今後も励んで参りたいと思います。

 以上、本視察の報告とします。

報告者  中嶋 昭雄
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