活動記録 |
活動記録>平成30年度行政視察 19日(木) |
■平成30年度 行政視察 |
『PFI導入の給食センター整備および運営について』 |
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● 視察目的 |
木更津市では、公共サービスの提供にあたって、多様な主体の特性や民間活力を生かしたPPPの導入を早くから進めており、平成21年4月から学校給食センターにPFI方式を導入・稼動させ、中学校給食の完全実施と安全で質の高い給食の提供を継続的に行われている。草津市では、現在中学校給食実施のため、「草津市中学校給食実施基本計画」に基づく取り組みを進めており、木更津市における給食センターのPFI事業の取り組みや効果等については、本市にとって大いに参考になるものと考える。 |
● 視察の内容 |
◆木更津市学校給食センターについて 木更津市において初めてのPFI事業として平成21年4月に稼働。
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◆PFI方式による整備事業導入経緯について 木更津市学校給食センターのPFI方式導入経緯については、老朽化し耐震性の確保できていない小学校(木更津第一小学校)の早急な整備が求められている事と併せて、市民から中学校の学校給食提供の実施についての強い要望があった事から、小学校の校舎改築事業と一体的に木更津市学校給食センター施設整備を一括してPFI方式を導入しての整備が行われた。木更津市では平成18年から「木更津市PPP(官民連携手法)導入指針」を定めておられ、指針に従いPPP方式での整備を検討し、二つの事業を一体的にPFI方式により事業を行うこととなった。 ◆PFI方式での事業実施内容について (株)奥村組、(株)中西製作所、一富士フードサービス(株)、(株)太平エンジニアリングによる設立された会社『木更津教育サービスPFI株式会社』が行っている。学校給食センターについては、当該PFI会社と教育委員会・学校等で作る協議会を作り適切な運営に努めている。木更津第一小学校については施設・設備のメンテナンス等の範囲においてPFI会社が管理を行っている。 ◆PFI方式導入による事業の評価 現在、両施設ともにPFI方式導入にかかる大きな課題はない。木更津市では学校給食はセンター方式と自校方式の併用により実施されている。今後はセンター方式による整備となることが予測されており、その場合にはPFI方式等民間活力を導入した方式を検討することとされている。 |
● 視察研修を終えて(まとめ) |
木更津市では早くから学校給食センター事業にPFI方式を導入されており、特段の問題もなく一定の評価を得るものとなっている。また、学校給食センター事業と関連事業を一体的にPEI方式の導入を図ることにより、行政の支出を抑え、効率的な事業運営を行っておられた。本市において、中学校給食の開始に伴い、新たな給食センターの整備が予定されている。新しい給食センターにおいても高品質の給食サービスが提供でき、かつ効率的な整備・運営が求められる。そのためにもPFI方式等の民間活力を十分に活かした手法による整備・運営することも検討する必要がある。
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● 研修資料 |
▲木更津第一小学校 |